この記事はLCL Advent Calendar 2021 - 25日目です。
https://qiita.com/advent-calendar/2021/lcl
バックエンド兼、バス便データを管理をしている高橋です。
2021年においてバス便データチームのこの1年を振り返ってみます。
バス便データチームについて
バス便データチームについては以下のLCL Advent Calendar 2020
にて説明しているので割愛させていただきます。
この2021年を振り返って
今年も新型コロナウイルスの影響でバス便の運休や減便が多くその対応に追われた一年でした。 10月1日に緊急事態宣言が解除されてからは運休や減便していたバス便が運行開始され少しずつバス便の運行数を増えてきました。
そんな中でもバス比較なびではユーザー様に使いやすいサービスを提供するためバス便データチームとして以下のような対応をしてまいりました。
WiFi・仕切りカーテンの対応
2020年は「2席利用可」の対応をしましたが今年は「Wi-Fi」と「仕切りカーテン」の絞り込み検索機能を追加しました。 データ連携情報に「Wi-Fi」と「仕切りカーテン」が含まれている場合はその情報を利用し、データ連携に含まれていない場合は販売会社様・バス会社様へ連絡を行い追加していただけるかを確認しました。 APIは各社ごとにありますので新たに追加していただいた連携先についてはAPIの改修を行いました。
JRバス様のバス便を掲載開始
長年JRバス様とのデータ連携が出来ていませんでしたが、
今年に入り販売会社様経由ではありますが東京⇔大阪間など多くのバス便をバス比較なびに掲載していただけるようになりました。
バス停ページ
停車地の緯度経度の登録を長年対応してきましたが、ある程度精査できましたのでバス停ページをリニューアルしました。 ユーザー様に使いやすいと思われる地図に半径500mの円を入れたり、そのバス停から運行されているバス便を掲載する機能を追加しました。 例)バスタ新宿
新規データ連携
新型コロナウイルスの影響下でもありましたが新規にデータ連携して頂いたバス会社様が数社ありAPIの開発を行いました。
手入力便の自動登録
2020年に続き2021年も新型コロナウイルスで影響を受けたのは手入力便の登録と更新でした。 バス比較なびでは掲載しているバス便の約40%がデータ連携で自動で登録しているのに対し、約60%のバス便を手動対応しています。 昨年から検討していた手入力便の自動登録についてはヴァル研究所様が提供している「駅すぱあとWebサービス 」を導入しました。
APIや管理画面の開発や駅すぱあとWebサービスと弊社で登録しているバス便の紐付け、またバス便の運行状況(例:平日のみ運行)などの 様々な課題がありますが少しずつ自動登録できるバス便を増やし手入力による工数削減を目指しています。
その他
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言などによりバス便の運休や臨時便などダイヤ変更が多くありました。 また緊急事態宣言が明けてからはバス便の運行が増えてきました。 バス会社様でもバス便登録の変更が多くあり例年以上にデータ連携でのトラブル対応が多かった気がします。
2022年に取り組むこと
2022年もメインは手入力便を駅すぱあとWebサービスにて自動登録するプロジェクトにチャレンジしていきます。
特に路線によって特定日しか運行しないバス便や時間帯により停車地が変わったりするバス便など複雑なパターンの対応をクリアしていきたいと考えています。
また、バス便データチームの属人性の解消にも努めていこうと考えています。
なかなか一筋縄ではいきませんが多くの方々にご協力を頂きながら進めていきたいと思います。