LCL Engineers' Blog

バス比較なび・格安移動・バスとりっぷを運営する LCLの開発者ブログ

エンジニアブログをはてブからnoteに移行できるか検討してみた

6月からnoteを始めたモバイルアプリエンジニアの山下(@yamshta)です。
今回は個人的に始めたnoteですが、最近は企業ブログでも採用されていることが多いですよね。

はてなブログやWPを使った自作のブログでは企業のドメインに強く根強いてしまうため、ブログ運用から離れるとそれまでアウトプットしたものが個人から引き離されてしまいますが、noteのマガジン機能では個人のnoteに公開した上で1つのドメインに集約できるので素敵だと思いました。

このマガジン機能やブログサービスとしてのシンプルさに魅力を感じたため、LCLでもnoteへの移行を検討しようと思い、まずは個人的に試すことにしました。

運用して感じたnoteの6つの魅力

  • リコメンドでの流入がある
  • 読み書き以外、気にしなくてよくなる
  • 執筆のハードルが下がる
  • 運用のハードルが下がる
  • サービスが短い頻度で継続的に改善されている
  • アウトプット(=記事)を個人の資産として残せる ※複数人で運用する場合

以前はブログのデザインをゴリゴリに自分好みにしたいという時期がありましたが、現在は読み手が読むことに集中できるのであれば、ある程度UIが整っていればよいと思っています。

そのため、はてなブログやWPのように自由度が高いと逆に負担になるんですよね。もちろんシンプルなテーマを使うだけで済む話ですが、気になってしまう性分は変わらないので執筆のモチベーションに影響がでます。

その点、noteは良くも悪くもデザインは弄ることができませんし、マークダウン記法にも対応していません。
マークダウンが使えないのは賛否両論あると思いますが、個人的にはシンプルで良いと感じました。ただ、既に書いているものをnoteのために調整する手間が発生してしまうので、その点は執筆のハードルが上がってしまうと感じました。

エンジニアブログをnoteに移行するか?

魅力はいくつもありますが、2つの大きな懸念点があります。

エンジニアブログの存在が薄れてしまいそう

前述の通りnoteではマガジンとして複数ユーザの投稿を1つのドメインに集約できますが、noteのマガジンの存在感はかなり薄いと感じています。(あくまでも私感です)

私自身、SNSや検索からnoteの記事を読むことが多々ありますが、どこのマガジンかは一々確認していないんですよね。
記事ページを修飾できないこともあり、基本的にどこの組織の記事だったか印象が薄いように感じます。

加えて、マガジンをフォローすることやRSSを取得することもまだ根付いてないように感じます。

LCLはただでさえ知名度が低いので、何かの拍子で読んでいただけた方には少しでも印象を残したいと思っています。
ブランドの印象付けが弱くなってしまっては活動の意味も薄れてしまうため悩みました。

マークダウン記法に対応していない

先の感想では「個人的にはシンプルで良い」と書きましたが、複数人で利用するとなるとそうも言ってられません。
LCLのエンジニアはみんなマークダウンでメモを取ったりドキュメントを書きます。それらをnoteに書く場合、単純にコピペではできなくて、見出しをnoteのエディタ上で変換したり、テーブル記法などは書き直す手間が発生します。
これは人によってはブログを書くハードルが上がってしまい、モチベーションが下がってしまう恐れがあるので避けたいと思いました。

エンジニアブログをnoteに移行するのは様子見

上記のことからもう少しnoteの動向を様子を見る必要があると感じました。
個人として運用する分にはとても負担が少ないサービスなのでは引き続き利用していきたいと思います。

はてなブログのテーマを自作しました

前々からデフォルトテーマ感や文字のバランス等が気になっていたのですが、noteの移行を検討していたのでそれまで我慢しようと思っていました。しかし、移行が難しかったので今のブログのデザインを一新することにしました。

以前から読んでいただいたいる方は気づいていただけていたかもしれませんが変更比較です。

f:id:yamshta:20190625184222p:plain
before 👉 after

可読性を上げるためにシンプルさを極め、ワンカラムに変更と文字間等を調整しました。
これらのこだわりについては別記事で紹介したいと思います。

これで気になっていた見た目の部分も解決できたので、モチベを上げてブログを書きたいと思います。

様々な視点からアウトプットを続けて、LCL Engineers' Blogを盛り上げていきますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします。

このブログを読んでLCLに興味を持っていただけた方は、是非一度お話を聞きにいらしてください。

www.lclco.com