LCL Engineers' Blog

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Qiita:Teamからesa.ioに乗り換えました

Webエンジニアの横塚です。

皆さんは情報共有ツールは利用しているでしょうか。
LCLエンジニアチームでは先日、以前から利用していたQiita:Teamからesa.ioに移行することにしました。 移行の背景と、実際に移行してみてどうだったかを簡単に紹介したいと思います。

teams.qiita.com

docs.esa.io

移行しようと思った理由

Qiita:Teamは本来やりたかったwiki的な使い方にあまり合ってなかった

  • LCLでは、システム仕様や、共有しておきたい知見、定例MTGの議事録などをQiita:Teamの記事に溜めてきました。記事には必ずタグ付けをしておき、関連記事はタグで検索できるようにしていました。しかし、記事が増えていくにつれ、その運用も限界を迎えていました。
  • 記事が増えすぎた結果、タグが形骸化し、キーワード検索をするしかない状況になりました。 慣れている人はいいですが、特にジョインしたばかりのメンバーは、どういうワードで検索したら欲しい情報に辿り着けるのか勘どころもあまりないので、辛い。(私がまさにそうでした)
  • Qiita:TeamはTimeline(フロー)的に記事を貯めていくツールのため、そもそもやりたかった「社内wiki」的な使い方にはあまり合っていなかった。

esa.ioが良さそう

  • 社内wiki的に使うのに適したサービスに移行した方が良さそうという話になり、esa.ioが候補にあがった。
  • カテゴリの階層管理が見やすくて便利そう。もちろんタグ付けやワード検索もできる。
  • 実際にesa.ioの稟議を出すときに説明に使った画像
    f:id:lcl-engineer:20190125171648p:plain
    esa qiita比較
  • また、月額利用料はesa.ioの方が安いようです。
    参考までに、10人チームでの利用の場合...
    • Qiita:Team: ¥6,900
    • esa.io: ¥5,000(単純に¥500/1人)

移行するに当たって相談したこと

esa.ioはツリー状にカテゴリ分けができます。まずはこのカテゴリをうまく分けることによって、使いやすい = 欲しい情報により早く辿り着けるwikiを作りたかったです。
エンジニアチームで相談してみると、カテゴリの大枠はすぐに認識を合わせることができましたが、細かいところで決めきれない部分がいくつか出てきました。
しかし、esaのコンセプトにも「最初から完璧を目指さない。ドキュメントは書き途中(WIP)から仲間と共有してしまおう。」とあるように、細かいところは実際に運用してみて、適宜見直していこうという結論になりました。

移行作業について

数年に渡りストックしてきたQiita:Teamの記事の量はそれなりにあります。流石にこれを手動で移行するのは非効率です。
Qiita:Teamには、記事をjson形式でエクスポートする機能があります。これを使って既存の記事をエクスポートし、esaのAPIを使って記事を投入することができました。 サンプルプログラムまで用意してくれているのでスムーズにインポートできました。 docs.esa.io

移行してみて

  • ツリー状でのカテゴリ分けがやはり便利。明らかに以前より欲しい情報へ辿り着きやすくなりました。
  • esaのカテゴリは並び順を固定できないのが最初は少し気になったのですが、トップレベルの階層がカオスになっていなければ特に気にならないことがわかりました。
  • 関連記事のリンクを貼りたいとき、リンク補完がすごい優秀です。わざわざURLをコピってくる必要がない。
    f:id:lcl-engineer:20190128104059p:plain
    記事リンク補完
  • Qiita:Teamにもありますが、テンプレート機能も便利です。記事の新規作成時に登録したテンプレートを選ぶことができ、おきまりのフォーマットをあらかじめ挿入してくれます。定例MTGの議事録などで有効活用しています。
  • これ以外にも便利機能はたくさんあるので、どんどん活用していこうと思います。