LCL Engineers' Blog

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最強の情報管理ツール「Notion」の私の使い方

最近は花粉を避けるためにMTGがある日以外はリモートワークにしています。
モバイルアプリエンジニアの山下(@yamshta)です。

今回は先月から個人的に使い始めた『Notion』の紹介をします!

Notionとは?

Google Docs、Evernote、Trello、GitHub Wikiを合体させたようなサービスです。
非常に多機能ですが、デザインはシンプルで精錬されています。

Markdownが使え、Emojiを見出しで表現できるところがエンジニアには親しみやすいです。

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一番はじめにNotionを知ったのは、イケてるプロダクトツールとドキュメントツールを探している時で、機能の多さと日本語対応していないことからチームで使うにはハードルが高いと思い、試していませんでした。

しかし、最近このサービスを個人で利用している記事を読み、実際に触ってみたところ、整理好きの私にとって最強のツールでした。

使い方など公式ページで丁寧に紹介されていたり、いくつかのテンプレートが用意されているので実際に触りはじめると難しくはありませんでした。普段海外のサービスを使われている方であれば、メニューなどが英語でも問題なく操作できると思います。

実際に使っている様子を紹介

このサービスは機能単位の使い方ではなく、全体としての使い方が重要な要素となってくるので、この記事では実際に私が普段どう使っているかを紹介します。機能の使い方は公式ページなどでご確認ください!

サイドバー

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Notionはページの親子関係をいくつも持つことができます。そして、サイドバーにページを置くことでそのページを一番トップの親ページとして配置することができます。
WORKPLACEPRIVATEは共有メンバーへの公開範囲を表しています。(私は誰とも共有していないため、ただの表示区別として使い分けています。)
WORKPLACEには、会社の情報をまとめる親ページをPRIVATEには、私用の情報をまとめる親ページを配置し、それぞれをトップページとして利用しています。

トップページ(会社用)

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会社の情報は"LCL"というトップページに集約しています。ここはインデックスページとなっていて、取り扱う情報毎に分けた子ページのリンクを貼ったり、テーブルビューやリストビューを内部展開してすぐに見たい情報にアクセスしやすい状態を作っています。
Notionはページの親子関係をいくつも持てる分、このインデックスページを作ることが最も重要だと思っています。テーブルビューはカラム単位でフィルターやソート、テキストの折り返し指定を柔軟に設定できます。

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先ほどのサイドバーですが、トップページを展開することで子ページに直接アクセスしやすくなります。

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子ページ Engineer's Blog

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子ページの例としてエンジニアブログ記事を管理しているページを紹介します。
この子ページでは、記事毎の子ページ(トップページからすると孫ページ)を作成し管理しています。

子ページを作成する際は、Template Buttonを利用しています。この機能はとても便利で、テンプレート項目を含んだページをセットしておくことで、テンプレート項目を含んだページをボタン一つで作成することができます。

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私はテンプレート項目と共に、執筆途中の状態が把握しやすいように✏️を設定しています。
記事が公開できたら一覧へドラッグ&ドロップし、タグと公開URLを追加する流れで運用しています。

Notionにはテーブルビューをフルページで扱う方法もありますが、その場合は見出しやTemplate Buttonを配置できなくなってしまうため、可能な限りデフォルトページを利用して内部展開する使い方をするのをおすすめします。

トップページ(プライベート用)

PRIVATEには私用のインデックスページである"Home"と未読・読書・ナレッジの情報を管理するページを配置しています。Homeについては、会社用ページと同様の作りとなっているので省略します。

Reading List

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「あとで読む」記事の管理のために、このページを用意しています。このページは記事の管理のみを目的としているため、インデックスページではありません。
以前はPocketを使っていましたが、コメントが書けないのとアプリの使い心地がしっくりこなかったので代替サービスを探していたところでした。

使い心地については、スマホアプリやChrome拡張機能で簡単に記事のタイトルとURLをセルを追加してくれるので全く苦ではありません。寧ろ、内容もClipされますし(サイトによって対応できないものもあります)、コメント書き放題なので自分の言葉や思ったことを近くに管理できるようになりました。

ここで肝なのが、Archiveカラムのチェックボックスです。フィルターを追加することで読んだものは一覧から非表示にすることができます。

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これで私のNotionの使い方の紹介は以上です。今回紹介した重要なTipsは以下の3つです。

  • 親ページにはインデックスページを作る
  • ページを作る場合はなるべくデフォルトページをつかう
  • テーブルビューにはフィルターを利用したアーカイブ機能を作る

今回紹介できませんでしたが、テーブルビューの他にもTrelloのようなボードビューやカレンダービューも存在し、カラムの情報を軸にそれらの表示を切り替えることもできます。(日報ページで使ってます)

この記事をきっかけにNotionを利用する方が増えて、いろいろな使い方や知見をシェアできたらもっと可能性が広がるツールだと思うので、気になった方は是非試してみてください!

Mac・Windows・スマホアプリやWeb Clip用のChrome拡張機能も揃っています。

おわりに

このような自由度が高いツールはチームに導入するとリテラシーの問題等でなかなか大変だと思いますが、個人利用であれば統一した使い方ができるのでストレスなく活用できますね。 これからも色々な情報をNotionで管理しようと思っていますが、既に別サービスで快適に管理できている情報は必要以上に集めないようにしています。これ大事

ちなみに私はこのサービスを使い始めて、今まで歯がゆかったドキュメントツールの利用を止めて3日で課金&周辺の情報を集約し、そのおかげで総課金料金も減りました💰

2019/07/21 追記

続編を書きました👇

note.mu