Webエンジニアの森脇です。
先日、クラスメソッドさんの Developers.IO 2018 Outnumberに参加してきました。 クラスメソッドさんのブログで発表資料は公開されていますので、簡単なレポートをしたいと思います。
今回はAWSがテーマで、弊社からはAWSに関わりがあるエンジニア3名が参加しました。AWS系のイベントは、普段は私一人で参加することが多いのですが、興味があるセッションが多かったので3名で参加しました。
セミナーの参加の目的
- AWS最新サービスのアップデート
- IAMやVPCなど基礎的な部分のベストプラクティスの理解
- 普段業務で利用していない領域のAWSサービスを学習していく上での足がかり
セッション別のレポート
2,3のセッションが並行して開催されていましたが、3名がうまくバラけてほぼ全てのセッションを聞くことができました。全ては紹介しきれないため、各自が特に興味を持ったセッションについて紹介致します。
「コンテナジャーニー」〜明日から速攻始めるAWSでのコンテナ運用〜
このセッションが3名共に、最も聞きたいセッションでした。現在、ECS/Fargateの導入を進めているため、コンテナ導入へ向けて段階的に整理されたこのセッションは非常に有意義でした。ECSの構造や自動デプロイのための仕組みづくりなど、自分たちが試行錯誤した状況が綺麗に整理されているので、2週間ほど前に聞いていればかなりスムーズに進んだだろうと思っています。
基礎から応用までじっくり学ぶ「AWSでのネットワークの作り方」
セッション内でも触れられていましたが、VPCのCIDRはあとから変更不可のため、数年を見据えて設計する必要がありますが、LCLではネットワークに詳しいメンバーがいないため、IP・サブネットの設計をどのように考えればよいか非常に参考になりました。 セキュリティグループの送信元の指定で「セキュリティグループIDを指定可能」であることは、全く知らなかったので、これを知れただけでも聞いた価値がありました。
ビジネスを阻害しない!AWS アカウントの管理
アカウント管理周りは普段から意識しているため、概ねベストプラクティスに沿っている内容で運用できており安心しました。IAM周りは複雑なので、細かい点で知らない機能も多く、知識のアップデートができました。
次世代モバイル向けクラウドサービス AWS AppSync を使って 店舗スタッフと顧客の体験を最大化する方法
昨今、iOS勉強会でも耳にする『GraphQL』の概要と取り扱い方をイメージを持って把握することができました。AWS AppSyncはGraphQL運用の痒いところに手が届くような機能を備えたマネージド・サービスということを知れたのでGraphQLを使う際には一緒に試してみたいと思いました。実運用するには色々と課題がありそうなようにも感じましたが、複雑なAPIドキュメントの管理や、実装アーキテクチャのあいまいな部分が減りリードタイムも短くなりそうな印象を受けたので、まずは試してみようと思いました。
まとめ
AWSについては、普段から情報を収集をできていると思っていましたが、新しいサービスに追随できていない箇所が多くありました。
AWSの大規模なイベントは、AWS Summit、JAWS DAYSなどがありますが、今回のイベントが普段からAWSを触っている人にとって、最も業務に直結できるイベントであったと感じています。普段こういうイベントに参加するときは、1日通して業務に役立てることが2,3個持ち帰ることができれば、御の字と考えていますが、今回は1セッションに付き2,3個新しい知見が得られました。いくつかは早速試しているので、結果は本ブログで紹介したいと思います。