フロントエンドエンジニアの岡田です。 LCLでは、フロントエンドのパフォーマンスを計測するために、SpeedCurveを導入しました。 speedcurve.com
検討した計測サービス
導入にあたっては、以下のサービスも検討しました。
最初は、RUM (Real User Monitoring)ができるサービスを中心に探していたこともあり、以下の2社を検討しました。
site24x7
良い点
- RUMの割には費用も低め(2,000万PVで$506〜 / 月額:調査当時)
- 日本語対応もされている(ちなみに、サポートメールは日本語で送っても英語で返ってきました)
導入を見送った理由
- RUMの結果は思ったほど詳細が見えなかった(見方がわからなかっただけかもしれませんが。。)
- RUMなしのプランも検討したが、ユーザーエージェントの設定が効かないことがあり、スマホページの計測ができない場合があった(PCが計測されていた) www.site24x7.com
New Relic
New Relは、サーバーのパフォーマンス監視のためにすでに入っていましたが、このサービスでRUMを見ることができます。
RUMの見方は、以下のページがとてもわかりやすかったです。
New Relic Browser : ユーザーのパフォーマンス(RUM)も計測できるよ - Qiita
良い点
すでに導入済みのサービスで使える
導入を見送った理由
費用が高い(50万PVで$149〜 / 月額:調査当時。50万PVを超えるとどうなるのかは不明)
SpeedCurve
良い点
- RUMは高い($800〜 / 月額)がSynthetic Monitoringはお手頃($20〜 / 月額)
- トライアル中の結果が安定している
- 英語だけでもUIがわかりやすい speedcurve.com
RUM(Real User Monitoring)の導入を止めた理由
最初はRUMで計測できるサービスを探していましたが、以下の理由から今回はSynthetic Monitoringを選びました。
- RUMはすでに導入済みのNew Relic(Lite)で見ることもできる(ただし見えるデータに限りがある)
- RUMの場合、同じユーザーが毎日決まった時間にアクセスしてくれるわけではないため、定点観測しにくい(サイトの改修で問題が起きても気づきにくい)
- RUMは高い
ということで、SpeedCurveを導入しました。
次回は、SpeedCurveを使って、どのようにパフォーマンス改善をしているかをお伝えしたいと思います。
2017/6/7 追記
New Relic には New Relic Synthetics という定点観測サービスがあり、無料〜で使えるそうです。 Twitterで教えていただきました。ありがとうございます。
New Relic にも New Relic Synthetics という定点観測サービスあるよ。Pingだけなら無料で使えるし | パフォーマンス計測、はじめました(フロントエンド編) - LCL Engineers' Blog https://t.co/rxMhXu2ZnL
— DegicaxNewRelic (@degicaxnewrelic) 2017年6月6日