LCL Engineers' Blog

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リモートワークへの取り組み

この記事はリモートワーク Advent Calendar 2016 - Adventar 25日目の記事です。

弊社におけるリモートワークの事例や普段の取り組みを見波が紹介したいと思います。

基本的なルール

細かい部分は割愛しますが大まかには以下のようなルールで運用しています。

  • 7:00-22:00の間で8時間働く(11:00-15:00のコアタイムは意識する。オフィスは10:00-19:00)
  • 前日までにリモートワークの予定をカレンダーに登録してチャットで申告する
  • 当日に勤務開始時に予定の勤務時間をチャットで申告する

週一でリモートワークする日を決めている人や午前はリモートで午後は出社してオフィスで働く人もいます。1名(私のことですが)は地方在住でフルリモートで勤務しています。

様々な活用事例

前述のとおりリモートワークといってもやり方や目的が異なります。その具体例を挙げていきます。

集中できる

メンバーから物理的に話しかけられることがなくなるので自分の作業に集中することができます。オフィスの開始時間より早く開始すればチャットによるやり取りも不要になるので重めの設計や実装も捗ります。

時間を有効に使える

まず通勤時間が0になります。これに加えて比較的フレキシブルなルールで運用しているためうまく時間をやりくりすることで自分の時間を有意義に過ごしたり急な家庭の体調不良にも対応ができます。例えば早めの勤務にして家族と夕食を共にしてから勉強会に参加したり、子どもが保育園で熱を出しても中断して迎えに行き、家族が帰ってきたら子守をバトンタッチしてすぐに仕事を再開できます。

地方在住でも働ける

今のところまだ私だけなのですがフルリモートでの勤務も実践しています。弊社は東京にオフィスにあり私は長野県に住んでいます。中途採用でリモートワークを前提として入社しました。最初の数ヶ月はオフィスで勤務をして、その後リモートワークに移行しました。現在は月一くらいの頻度で社内のイベント等に合わせて出社してしています。自分が住みたい場所に住みながらやりたい仕事・魅力的なサービスに携わることができるのは幸せなことです。

どうやって実現しているのか

メリットが多いリモートワークですが、よく挙げられるデメリットとしてオフィスとリモートでの情報の乖離があります。オフィスの口頭でのやりとりがリモートワーカーには共有されない、リモートワーカーの様子や進捗が見えないといった話はよく耳にします。このようなデメリットを下記のように解消しています。

すべてを記録する

弊社ではYouTrack(JetBrains製のIssue Tracking System)を利用しています。これを間接部門も含めて全社的に使用しています。タスクは全てIssueになっておりコミュニケーションは各Issueのスレッド上で行われます。たとえ口頭でのやりとりが発生してもその内容をIssueに記載するので場所に関係なく把握できるようになっています。また、メンバーとのやりとりが無くても状況や進捗にアップデートがあったら細かくIssueを更新します。逆に進捗がないという場合でも行き詰まっている点や確認事項をコメントしてメンバーに助けを求めます。 このようにリモートワークに関係なくすべてを記録することでオフィスでもリモートでもやり方を変えずに仕事をすることができています。

チャットを活用

近頃はSlackが主流のようですが弊社ではChatworkを利用しています。メンバーとの細かな調整やすぐに回答をもらいたいことはチャットで行います。デプロイやテスト環境の起動もチャットのbot経由で行うようにしており誰が何をしているのかがより把握しやすくなっています。また、本番環境等での作業をする場合も何かあったらすぐに他のメンバーがサポートできるように逐次作業内容とその結果をチャットで実況します。

ビデオ会議

リモートからミーティングに参加が必要な場合はZoomを使ってビデオ会議(音声のみ場合もあり)をしています。エンジニアは週一で定例ミーティングを設けているのでリモートワークの私もそれなりの頻度でメンバーの声を聞くことができチームとしての距離を遠くに感じることなくほど良いバランスを保つのに一役買っています。

おわりに

まだまだ課題や改善点は多くありますが、以上のようにオフィスでもリモートでも同じように働けるようなプロセスを確立しています。前回私が出社したときもミーティングが少し円滑になったくらいでリモートワークをしている普段とほぼ変わらぬ仕事の進め方ができました。

おわりのおわりに

個人的にリモートワークによる一番の恩恵は毎日家族と夕食をともにすることができ、子どもと過ごす時間も増えたことです。これまでの社会人生活の中でワークライフバランスが一番良い状態です。 LCLでは家族とごはんを食べたり、自分の時間を有意義に過ごしつつサービスを共に良くしてくれる仲間を募集中です。 ご興味がある方は是非採用ページからご応募お待ちしております。

株式会社LCL(エルシーエル)