各所で言われてますが、iOSのPush通知用証明書は作成手順が複雑です。
今回は、証明書を自動作成してくれる「fastlane pem」を紹介します。
pemがあれば、複雑な手順を全く覚える必要がなくなるので、非常に楽になります。
事前準備
App IDは事前に作成していること
インストール
sudo gem install pem -n /usr/local/bin/
証明書の生成
以下のコマンドを実行するだけです。
pem -a [app_identifier] -u [ Apple ID]
fastlane導入済みのプロジェクトのディレクトリで実行する場合は、pemだけでOKです。
pem
実行したディレクトリに証明書が作成されるので、Push配信サーバやサービスに必要な証明書をUPすれば完了です。
pem ・・・ ・・・ [15:20:44]: Creating a new push certificate for app 'xzxxxxxxxxxxxxxx [15:20:47]: Private key: /private/tmp/production_xzxxxxxxxxxxxxxx.pkey [15:20:47]: p12 certificate: /private/tmp/production_xzxxxxxxxxxxxxxx.p12 [15:20:47]: PEM: /private/tmp/production_xzxxxxxxxxxxxxxx.pem
一応、Dev Centerを確認すると、問題なく証明書が作成されています。
App IDにも紐付けられていますね。
この辺の手順を意識する必要がなくなるのは嬉しいですね。
その他オプション
開発用証明書を作成する場合は、developmentを付与します。
pem --development
デフォルトでは、既存の証明書の有効期間が30日以上がある場合は再生成しない。 強制的に再生成する場合は、forceを付与する。
pem --force
他にもオプションはありますが、よく利用するのはこれらぐらいだと思います。