LCL Engineers' Blog

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トリプルディスプレイで画面の切り替えをなくした話

モバイルアプリエンジニアの山下です。

2ヶ月ほど前からオフィスのディスプレイ環境をトリプルディスプレイにしました。
ディスプレイを増やすことはバランス効率の観点で賛否両論あると思いますので、今回はディスプレイを増やそうと思った経緯と効果を共有したいと思います。

前情報として私の環境を簡単に紹介します。

  • 開発環境: iMac(27インチ)
    • サブディスプレイ(24インチ)
  • モバイルアプリエンジニア
    • iOS/Androidアプリ開発
    • API・JOB開発など
  • Git操作はCUI
    • コミットログはForkで横断的に確認
  • アプリの配置を固定して仮想デスクトップを切り替える派
  • 主要なアプリケーション
    • エディタ:Xcode、Android Studio、Rubymine、Atomなど
    • シミュレータ/エミュレータ
    • ブラウザ(ChatWork、YouTrack、GitHub、調査など)
    • カンプ
    • メーラー(通知用)
    • Fork
    • ターミナル (iTerm 2で透過表示)

経緯

これまではメインディスプレイにエディタを表示し、サブディスプレイにその他のアプリケーションを表示するスタイルで作業を進めていました。そのため、アプリ開発を行う際は「エディタ x シミュレータ」の組み合わせが表示されます。

しかし、デザインを確認するためにカンプへ切り替えたり、チャットをするためにブラウザへ切り替えたりとコーディング最中に画面切り替えが頻出するため 集中が途切れやすい状態になっていました。

このことから開発時は「エディタ x シミュレータ」だけではなく「エディタ x シミュレータ x カンプ x ブラウザ x Fork」を全て同時表示できるようにすれば画面の切り替え動作が無くなり快適な開発環境を作れるのではないかと考えました。

実行

思い立ったが吉日ということで、当日中に余っているディスプレイを借りてトリプルディスプレイにしました。画像左の縦置きディスプレイが新たに追加したものです。

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効果

27インチの縦置き可能なディスプレイを追加したことで「エディタ x シミュレータ x カンプ x ブラウザ x Fork」を全て表示できるようになりました。以下の画像のイメージで運用しています。

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これによりコーディング時の画面切り替えが無くなり、集中が途切れにくくなりました。さらに、同時に3つ以上のアプリケーションが表示できることから、例えば「エディタ x コミットログ x 調査物」を表示することによりリファクタも進めやすくなりました。

また、自動非表示にしていたDockを余白のある右ディスプレイで表示したままにすることで、アプリ通知にすぐに気付けるようになりました。

最後に

切り替えの操作は手癖のようになっていたので、余計な切り替えも発生していました。このような操作は塵も積もれば大きな時間となってしまうため改善することが大切だと思います。

今回は残念ながら具体的な数値で計測はできていませんが、一例として参考にしていただければと思います。
タイムトラッキングツールを利用して数値として比較できればよかったなと後から思いました。

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